ときめきのいけにえ:あらすじ
「これは夢? それとも奇跡?」――地味で目立たない少女・神業寺マリは、交通事 故に遭って瀕死だったところを救ったことがきっかけで、 クラスで一番人気の男子・花水木シゲルに告白された! でも、マリには素直に喜べない訳がある。それは、彼女の 家族がみんな『○○○』だからだ......。
マガポケ 作品紹介ページより引用
2020年1月15日より今後がとても楽しみな新連載が始まりました❗
それがうぐいす祥子先生の『ときめきのいけにえ』です❗
マガポケではホラー・ミステリー・サスペンスにジャンル分けされていますね。
”ときめきのいけにえ”の時代背景は!?
『ときめきのいけにえ』の時代背景は昭和50年前後と推察されますね。
うぐいす祥子先生の描かれる絵のタッチと昭和感の相性が良すぎです^^
まずはこのレトロ感が半端ないアンテナの付いたテレビ。
画面の小ささも昔っぽいですよね。
チャンネルはリモコンではなくてダイアルをひねるタイプ。
かなりアンティークです。
もう一つ昭和感がすごいのが『ノストラダムスの大予言』!!
若い人は知らない人も多いかもしれませんが、
1999年7の月に人類は滅亡するという予言が、
メチャクチャ流行っていた時期がありました。
この『ノストラダムスの大予言』は1973年に発行されていたので、
このあたりからも時代背景が読み取れますね^^
1973年というと昭和48年にあたります。
マリのお父様もなかなか厳格そうな感じですが、
それこそ今と違って昔は亭主関白だったり男性優位な社会だったので、
お父様には逆らえない空気感がありました。
演出的にもあえて昭和の頃のマンガの手法を入れているところもあって、
自然と読んでいて懐かしさを感じる人も多そうです。
”ときめきのいけにえ”のココにときめいた❗
神業寺マリと花水木シゲルが恋に落ちる必然性がバッチリなのも凄く良かったです^^
女の子ってこういう自然なボディ(?)タッチに弱いところないですかね!?
狙ってやる”頭ポンポン”とか、触らないけど”壁ドン”とか、
不自然な感じになってしまうと本当に只々キモい人になってしまいますよね。
その点、花水木シゲルくんは頭空っぽの天然っぽいところがあるので、
それはもう自然に女の子の白髪を抜いて、
しかも光の反射で白髪に見えていただけというオチがついても、
かえって女の子に好かれてしまうのも必然だと思いました。
一方で、花水木シゲルくんにしても、
自分が弱っている時に手を握り続けてくれたという事実があれば、
それは恋に落ちるのに十分な出来事になります。
弱っている時に何かしてもらうと意識しちゃいますよね(^^;
こんな具合に二人が恋に落ちる必然性がとても自然に描かれているところにときめきました^^
あと細かいところで個人的にツボだったのが、
こういうクスっとしてしまうちょっとした言い回しがあるのも素敵です。
ただのグロ・ホラー・ミステリーではなく、
笑いもしっかり入っていると作品の魅力がグッと増します。
お父様が観ていたテレビも漫才っぽいですよね。
なかなか業の深そうな一族の長が漫才を観ているというのも感慨深いですよね(^^;
神業寺家の秘密とは!? この恋は成就する!?
『ときめきのいけにえ』の今後の展開が非常に楽しみですね^^
神業寺家には世間に公表できなさそうな秘密がありそうです。
ただならぬ雰囲気の地下室。
そこに繋げれていた少女。
犬の餌のバケツの底から人の歯と思われるものが出てきたりと。
マリと花水木シゲルくんの恋が成就するには、
いくつも乗り越えないといけない困難がありそうです。
実際、お父様からも
という家訓も出されています。
マリは血生臭い家から出ていくことができるのか、
今後の展開がめちゃ楽しみです!!