【堕天作戦】虚空処刑 感想・ネタバレ・考察【山本章一】

2020.5.21現在、マンガワンにて絶賛休載中の『堕天作戦』がめちゃくちゃ面白いです❗

 

ダークファンタジー好きなら絶対にハマると思うので、とにかく第1〜3話はアプリからでもサイトからでも無料で読めるので是非読んでみてください❗

 

連載再開予定は未定ですが、この休載の期間に一気に読み進めて、連載再開したら毎回の更新を楽しみにすることもできます❗

『堕天作戦』は凝った世界観とシンプルな演出が最高!!

『堕天作戦』の世界観はめちゃくちゃ凝っています!

 

2020.5.21現在で単行本は5巻まで出版されていますが、話が進むにつれて、世界観の緻密さが明らかになっていきます。

 

とはいえ、第1〜3話では、まだ登場人物も多くないため、物語もすんなりと頭の中に入ってくると思います。

高度が上がっていくだけのシンプルな演出!

特に第2話の構成、演出は非常にシンプルです❗

 

ふたりの登場人物(アンダーとレコベル)が気球に乗せられて、上空で処刑されようとする描写が続くのですが、高度の上昇とともに二人の関係性の変化がすごく自然に描かれます。

 

アンダーとレコベルは地上で気球に括り付けられてしまいます。

 

高度12m 気温23°C 気圧1020hPa

 

 

徐々に上昇していく気球

 

高度320m 気温21°C 気圧982hPa


高度500m 気温19°C 気圧953hPa


高度750m 気温17°C 気圧922hPa


高度1000m 気温15°C 気圧994hPa


高度1360m 気温13°C 気圧857hPa

 

これまでほとんど会話の無かった二人でしたが、徐々に言葉を交わし始めます。この段階では、まだ二人に緊張感というか悲壮感というものはありません。

 

 

高度7300m 気温-32°C 気圧393hPa

「そばに来てくれませんか?」

レコベルはアンダーにそう言います。

 

高度9100m 気温-47°C  気圧301hPa

 

お互いがこれまでどんな人生を歩んできたのかを知り合うことになります。

 

 

なおも高度は上昇していきます。

 

高度10000m 気温-55°C 気圧264hPa


高度10700m 気温-61°C 気圧236hPa


高度11400m 気温 - 66°C 気圧213hPa


高度12000m 気温-70°C 気圧192hPa

 

 

二人の体は凍り始めます。

 

高度15000m 気温-70°C 気圧120hPa

 

レコベルで生きているのはもう頭の部分だけで、他の身体は動かなくなっている。

 

レコベルは意識に錯乱が始まりながらも、

「もっと…そばに…」

とアンダーを求めます。迫る死に寂しが勝ってくるのが生々しいです。

 

 

高度24200m 気温-69°C 気圧29hPa

 

ついにレコベルの意識は途絶えます。

 

死に向かっていく中で、淋しさをリアルに感じ始めているのが絶妙に表現できていて、それだけで優勝ですね❗

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1〜3話で完結しても納得の完成度!

アンダーはこの虚空処刑とレコベルを契機に、生きる意志を取り戻します。

 

それまでが第1〜3話までのかなりザックリとしたあらすじです。

生きる意志を取り戻したアンダーからもカッコいいセリフがどんどん飛び出してきます❗

「吐き気もするし、震えるし、靴がない!」

「生き返った気分だ」

 

仮にこの第3話で話が終わっても、作品として十分に魅力的です。

 

この記事内では細かな世界観の設定などは触れていませんが、この第1〜3話だけでも十分に物語として成立しているうえに、完成度も非常に高いと思いました。

 

場面的には高度が上昇していくだけですし、特に第2話なんかは二人の対話が中心なので、地味と言えば地味なのですが、これだけシンプルな演出なのにめちゃくちゃ引き込まれてしまいます。

 

山本章一先生の漫画家としての力量の凄さを非常に感じてしまいます。

ダークファンタジー好きなら必見のマンガ!

とにかくちょっとでも『堕天作戦』が気になっているという人は、第1話〜3話までをまず読んでほしいです❗

 

第3話まで読んで微妙だと思ったら、それ以上は先に進まなくて良いと思います。

 

逆に、第3話まで読んで、何か感じるところがあった人はめちゃくちゃラッキーです❗

 

この後、もっともっと面白くなります。

 

『風の谷のナウシカ』の漫画版とか好きな人には特にオススメのしたいですね❗

 

未来とか文明とか自然とかで、テーマ的に重なるところは多いです。

 

とにかく濃厚なんですよ❗

 

(結構読んだな〜)

って思っても、ページ数的にはそんなに進んでないなんてことがよくあります。

 

ちょっと読み応えのある作品を探している人には本当にオススメです❗

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