十九島信先生/裏サンデーより引用
悪斬る!魔斬る!江戸を斬る!!
時は寛永、江戸の世に...人呼んで”あばずれん坊将軍"見参!
「音頃さん」作者が描く異端時代劇、開幕!!
魔斬りの家光 ネタバレ・あらすじ
舞台は江戸城からはじまる。
将軍の腹違いの弟、”幸松”がお城に呼ばれるも、呼びつけた当の本人である将軍が留守にしていた。
仕方なく幸松のお供の爺と宿を取ってある吉原で時間をつぶすことに。
爺の目的は幸松にひと皮ムケてもらうことにもあったが、爺は早々に女の子を選んでしまい、幸松は慣れない場所だったために、店の外へ出てしまう。
幸松は慌てて店を出たので、店先でうっかりキレイなお姉さんの”おみつ”の前で転んでしまう。
おみつは幸松を「かわいい」と気に入りあちこち連れ回すことに。
おみつと別れたあと、幸松は財布を落としてしまっていたことに気づき、心当たりを探し回る。
やっとの思いで財布をみつけ、拾おうとしたそのときに、同心の辰之助に元服前(要は未成年)を理由に捕まってしまう。
実は、辰之助は取り調べを目的に若い女性や子供を攫っていた。
幸松がさらわれた先には先程のおみつも囚われていた。
辰之助の上司にあたる杉浦という男が、自分には生殺与奪の権利があるとして、捕らえた女子供を好きにしていた。
杉浦がおみつに手をかけると、そこには”やんごとなき逸物”が付いていた。おみつは実は男であった。
杉浦は、逸物を触られキレたおみつによってあっけなく倒されてしまう。
おみつは吉原で続く拐かし事件を探っていたのだ。
おみつは女人となって市井に紛れ法が裁けぬ悪を斬る「あばずれん坊将軍」であった!
おみつのその正体は幸松の兄で、三代将軍家光であった。
ひょんな形での兄弟の再会であったが、兄家光は弟幸松の悪に向かっていける姿勢にも感激し、厚く迎え入れた。
感想:今後の時事ネタ斬りにめっちゃ期待
それにしても作風を追うごとに戦闘シーンの描写が巧くなってないですか!?
絵が巧くなっていってもすぐに十九島信先生の画だというのはすぐわかりますよね(^^;
史実的には、徳川家光が女装をしたり、男色家であったことは、どうやら事実っぽいですね。その辺りをベースにストーリーは進んでいきそうです。
十九島信先生は時事ネタを扱うのめっちゃ巧いですけど、こうやって史実に沿った作品を描いてくれることで、ちょっと教養も身につきそうで、そちらも楽しみです!
作者が一番の暴れん坊
十九島信先生の前作、『男殺しの音頃さん』めっちゃ面白かったですよね!
相手構わず時事ネタ・パロネタをぶっ込んでいく強気のスタイルで一部のファンにめっちゃ愛されていました。やはり今作『魔斬りの家光』でも旬な時事ネタを悪魔と共に斬っていって頂きたいですよね!
時事ネタはどうしても旬が短くなってしまいますが、十九島信先生のイジり方で今の世相がどう反映されていくのか楽しみです!前作は現代で、今作は時代モノなので、時事ネタははめ込み辛いかもしれないですが、思い切り暴れて欲しいと思います!
第三話の次回予告の画像から期待が高鳴ってしまいます!
マンガワン 『魔斬りの家光』より引用
時事ネタ・パロネタで人気を博した『男殺しの音頃さん』はこちら↓↓↓